脳はそんなに使われていない?

脳科学者によると、私たちの脳はもっとずぅーッと長生きでたくさんのことができるのに、なんと10%ぐらいしか使われないまま死んでいくのだそうです。
なぜ脳の機能や働きが私たちの寿命以上なのか謎ですね。(・・?
いやいや、本当は私たちの身体自体も、もっと長生きできるような作りをしているのか?

そして脳は大食漢で、全体重の3~4%の重さしかないのに、私たちのエネルギーの20%も使っているのだそうです。たくさん勉強したからお腹が空いた~という子がいますが、あながちウソじゃないかもしれません(*´▽`*)
脳は私たちの身体にいろいろな命令を出す司令塔で、一番の働き者だからエネルギーもたくさん消費するのでしょう。

部位によって役割分担、同時に複数のことはできない

脳は一度に複数のことをやることが苦手です。
例えば、学校で先生の話を聞きながらきれいにノートを取ろうとすると、聞くことが疎かになるか、書くことが疎かになります。
だから、どちらかに集中する方が効率が良いです。

だけど、複数の感覚器官を同時に使うと脳のいろいろな部位が活発に活動します。
例えば、音読は文字を見ながら声に出して読み、その声を耳で聴きます。
目、口、耳を使います。
一桁の計算は、問題を見て頭で計算して答えを書きます。
目、手を使います。
音読や計算練習は、スポーツだと準備運動にあたるらしく学習のはじめにやると、その後の学習効果が20%アップするという実験があります。

複雑な計算は、ひっ算でやると脳が活発に動くけど、暗算でやろうとするとあまり活動しないこともわかっています。
ひっ算では手を使うのでその分活発になるのかな?
子どもたちの学習の様子を見ていると、数学が良くできる生徒さんほどちょこちょこ手を動かして計算や図を書いています。
一方、苦手な生徒さんほどジッと問題を見つめて、なんとか暗算で解こうとします。頭の中は見えないので、間違えてもどこで間違えたのかわかりませんし、脳が怠けているってことですね。

効果的に学習するには

・音読、簡単な計算問題は、本格的な学習前の準備体操としてやる。
・暗算しようとするよりも手を動かして計算する方が脳は活発に動く。
だから、ちょこちょこ手を動かして計算しよう。

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