楽しめることは学ぶ力

世間ではコロナコロナで大変ですが充分に感染防止対策をしながら、今日も9時半から通常通りに開講しました。
この春から中学1年生になったばかりのM君が「先生~、数学と英語をやりに来たよ。」と元気に来てくれました。
M君は昨年の夏期講習から入塾した生徒さんですが、数学が大好きで「中学生の数学がやりたい!」と言って小学校の算数は早々に終わらせて、今は中2の連立方程式という単元を解いています。連立方程式は、大きく分けて2つの解き方、加減法と代入法がありますが、「どっちの解き方をすると楽に解けるかを自分で決められるのがおもしろい!」と、楽しんでやっています。

難しい問題に挑む

最近は計算が楽々できるようになって、連立方程式の利用問題(文章題)に挑戦しています。使っているテキストは例題を解いてからいろいろな類題を解いていく構成で、問題の冊子と解答の冊子が同じぐらいの厚さで、自分で読むことができる生徒さんにとっては自学自習にぴったりなんです。その分、レベルは少し高めで問題量も多めです。
M君「今日は友達と遊ぶから12時前に帰るね」
私「じゃあ、旗マークの問題はとばしていいよ」
M君「どうしてとばすの?」
私「旗マークがついている問題は応用問題で難しいんだよ」
M君「先生、難しいことを避けていたら成長できないよ」
私「確かに!いいこと言うね!」

できないからこそ、やる価値がある

M君の言葉にハッとさせられました。そうだよ!そうだよ!できないからこそやるべきなんです。
「考え抜いてわからなかったら一度解答を読んでごらん」と言うのですが、それも嫌なM君。
濃度のちがう食塩水の問題だったのですが、これは中1の理科でも良く出てくる問題の難しいバージョン。
「求めるものをx、yとおいて、塩の量を求める式を書いてごらん」とヒントをあげて、作式できたら、後は私と計算競争です。どっちができるだけ簡単な数字にして速く計算できるか?こういう自由があるから数学は楽しいのです。

英単語の法則?

数学をひとしきり楽しんでから、今日は数字を英語で書けるようになりたいと練習を始めようとして、まもなく「先生、これ、全部おぼえるのかな?」と心配そうに聞いてきました。
four(4)、fourteen(14)、forty(40)、40だけ「u」がないね。
mother(母)、father(父)、brother(兄、弟)、ザーは「ther」だね。
他にもいくつか例を出して”違いと共通”を探して遊びました。
M君なりの英単語の法則ができました。楽しいという感情が湧けば、勉強も苦ではありません。
目の前のことを楽しめることは学ぶ力だなとつくづく感じた1日でした。

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