従来の暗記法
皆さんはこれまで漢字や英単語を覚えるとき、漢字や英単語を見ながら何度も書いて覚えてきたのではありませんか?
実際、ガビット生の皆さんが学校から出される宿題プリントは、漢字だったら上に、英単語だったら左側に単語がかいてあって、それを上から下まで、左から右まで書けるだけ書いてきなさい!というものが多いです。
この宿題をやる目的は、漢字や単語を覚えて使えるようにすることですが、それを意識していないとただ見ながら書き写しているという手の運動になってしまいます。
(この話、これまでも何度かしてきましたね。)
英単語もいける!!
昨日、午後の学習時間に全員で英単語を覚えました。
1分30秒で8名クリア
2分でさらに3名クリア
2分30秒で全員がクリアしました。
2分30秒かかった生徒さんの一人は、この春中1になったばかりの生徒さんで、練習していた単語は曜日の単語7個と一般動詞でした。曜日の英単語はThursdayとTuesdayが似ているしローマ字読みではないので、つづりを覚えるのが難しい単語です。それでも2分30秒で覚えることができました。
サクサク暗記法のやり方
用意するもの:覚えたい漢字や英単語など10個、鉛筆、青ペン、ノートまたは裏紙、タイマー
①タイマーを30秒にセット。
②覚えたい漢字や英単語をジッと見て覚える。
この時、声に出して読んでもOK。
(どうしても書きたかったら青ペンで手元は見ないで書く。)
③タイマーが鳴ったら、隠して思い出しながらノートや裏紙に書く。(30秒~1分)
④また30秒間ジッと見て覚える。
⑤タイマーが鳴ったら、隠して思い出しながら書く。
⑥30秒間覚える→思い出して書く→30秒間覚える→思い出して書くを、10個覚えるまで繰り返す。
教室の生徒さんたちを見ていると、5回(2分30秒)インプットしたところで全員が覚えてしまいます。
覚えることは、思い出すことを繰り返すこと
何度も出会った情報は脳が重要だと認識します。ですから、短い時間に何回も出会うようにすれば良いのです。このやり方のキモは、覚える時間を30秒にすることです。短い時間なので、必死に覚えようと自ら自動的に脳に負荷をかけます。そのあと、すぐに書き出してみる(思い出す)ので効果があるのです。
なかなか成績が上がらない生徒さんは、テキスト部分を覚える時間を取りすぎています。
欲張り過ぎずに、10個と決めてこの方法を試してください。
制限時間が5分なら、この方法なら“覚える(インプット)”と“思い出す(アウトプット)”を最低3回はできます。
そして、今日覚えた単語が明日も覚え続けているとは限りません。
翌日の学習のはじまり、週末などに分けて思い出す機会(復習の機会)を作りましょう!