超短縮の夏休み
例年ならば3週間~1か月ある夏休みが、授業時間数の帳尻合わせのため札幌市内の小中高では2週間ほど短くなってしまうようです。なんと、小6、中3、高校生は9日間ほど。
これが本当に子どもたちのためになるのか疑問に思います。
学校に通わないと学習はできないのか?
ガビットでは休校中の3か月間平日の毎日、朝の会と朝学習(20分)通常学習3時間20分を行っていました。ガビット生たちを見ていると、学校のように朝8時半から15時半までの長い時間は学習していませんが、自分にって必要な学習を効率的に行っていました。
個別に見ていくと必要な学習というのは本当に人それぞれなのです。
一斉に同じことをしなければいけない時間が減った分、この3カ月間にすごく力がついたなぁという実感があります。それが証拠に学校で最近毎週行われている小テストや単元テストでほぼ満点を取ってきています。提出物となる学校ワークも休校中に終わらせているので慌てなくて済みます。
受験生にとって夏休みは天王山
中3生にとっては、部活をそろそろ引退して受験勉強を集中してやれる大切な時間が夏休みです。
公立高校の入試問題は同じでも、志望校によってまず何を伸ばすか、いつまでに中間目標に到達するか、やるべきことが違います。
高3生には共通テストまで半年を切っています。模試の結果を見ながら弱点を補強し学力向上に努める大事な時間です。記述問題はひとまず見送りになりましたが、試行テストや1月に行われたセンター試験を参考にしながら新傾向の試験に向かえる力をつけつつ2次の個別試験の練習もしなければなりません。
学校の授業に拘束されることが不利に働くのではないかと心配です。
一斉学習の不平等
義務教育が必要な基礎学力をつけるものであるということはある程度理解できます。
ですが、時代は変わっているのに、変わっていない内容も本当に多いのです。
特に国語の現代文がそうです。私が子どもの頃に採用されていた物語や小説が今も変わらず使われています。それで学習現場でどのようなことが起こるかと言いますと、子どもたちにとって現代国語として習う内容自体が古典なってしまうのです。実体験がなく想像不可能な内容を時代背景がわからないまま読まなければなりません。当然、感情移入できません。これって、今の子にとって不利だなと思うのです。
また、人それぞれに合った役割分担があるように、子どもたちにもその特性や成長スピードにあった学びがあってしかるべきと思います。それを無視して全員に同じ内容、同じ到達度で評価することが不平等だと感じます。
夏休みなどの長期休みは、そこから解放され自主的に学べる好機です!
さあ、短い休みをどう過ごそう?
お父さん、お母さんも子どもたちと一緒に考えてください。
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