テスト前のねじ込み勉強

今日は、西岡中と北海高校は定期テストでした。
昨夜も学習時間のギリギリまで最終仕上げをしていました。追い込みになると1点でも多く得点したいので、なんとか頭にねじ込むように覚えていました。
 ←T君が教科書を見て書き出ししたメモ
もちろん全力で応援するのですが、こういう子どもたちの姿を見ていると指導する側としては、もっと普段の学習から日常と結びつけて学ぶことや、「おもしろい」とか「知りたい」という学習本能自体をくすぐる問いかけをするべきだと反省します。
学校で習うことを一時覚えたとしても、大人になったら使わないので忘れてしまうか、知っていても日常と繋げて考えられないので、覚える段階で少しでも日常と結び付けて考えるようにさせておきたいのです。

 

見える力はその一時、その時点での結果

ある程度読むことができて、机に向かう辛抱強さがあれば定期テストで高得点を取ることは可能です。学習者本人に高得点を取りたいという欲があれば尚更ですし、周りに同じような友達がいたら気持ちはもっと盛り上がります。「テストで点を取ることが価値だ!」と断言してくれる大人がいたら疑うことなくテスト範囲と言う狭い範囲ばかりを反復学習してしまいます。中学生のある定期テストで450点取っても、思い通りの大学に合格しても、それはその時だけの結果であり、その後の人生を保証してくれるわけではありません。そして、テストがなければ勉強しない、大学に合格したら勉強しないという子はたくさんいます。そして就職活動の時期になって、なんとか自分を売り込んで就職しても3割は3年以内に辞めていきます。

 

どんな大手企業でも…

時はバブル期。Kさんは北海道唯一の都市銀行に就職しました。自分自身はもちろんですが、親も大変喜びました。街中の大きなオフィスに通勤し帰りはおしゃれなレストランで友達と食事。週末は旅行や習い事だわ。なんていうのは、夢でした。毎日サービス残業、先輩には叱られてばかり。そしてバブル崩壊とともに銀行は倒産!

このお話のKさんとは私のことです。友達には、銀行員ってお給料がいいでしょう?と言われても拘束時間が長いので自給にしたらそうでもない。自由な時間がないのでお金は貯まるけど、使えない。サラリーマンなんて、結局は奴隷だ!そう思っても当時の私は、友達みんながサラリーマンだったので、それが普通だと思っていました。

 

子どもの考えに影響を与えるもの第1位

それは、親の考えや価値観です。ふと考えてみると、どこかの会社で働いてお給料をもらって、ローンを組んで家を買い、車を買い、老後のために貯金するというのが普通のようです。これが最も正しい考え方で王道のように疑うこともないのかもしれません。でも、それって豊かなのかな?しあわせなのかな?と思うのです。
自分が働けなくなると自動的に暮らしも立ち行かなくなることが普通で良いのでしょうか?もしもに備えて生命保険に入ることが普通なのでしょうか?

 

子どもたちが食べていける大人になるために

私たち大人が、考え方を変えなければいけないのではないでしょうか?
卒業したら就職ではなく起業もありでは?
大企業だって絶対に安全とは言えないのですから。
お金は貯金するのではなく投資もありなのでは?(自分の勉強に投資、株式投資など)

子どもたちがイキイキと自由に人生を謳歌できる力と知識をつけるには、机上の勉強だけじゃなく、世の中の事やお金のことも勉強する必要があります。

今日もお読みいただきありがとうございました。
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