学力をつける方法はたったの2つ

2回目の休校になって2週間目になりました。「札幌市教育委員会のサイトにアクセスして、その通りに宿題をやってください。」というプリントだけが配られた学校と、独自に宿題を用意してくれた学校とで差があるなぁと感じます。教育委員会にサイトに載っている程度の宿題なら1日で終わります。でも、学校独自の宿題はワークにして20~30ページぐらいあります。計画的に少しずつ進めていかないといけないし、学校が始まったら宿題の中からテストもあるようです。「テストをするよ」と言われたら、できるようになるまで練習しますから、やりっぱなしにはなりません。
実は、学力をつける方法はたったの2つなのです。それは、「正しい学習方法を知っていること」「正しい学習を継続すること」です。正しい学習=テストで点数を取る学習ではありません。

正しい学習方法とは?

自分が手に入れたい結果を得るためにどう行動したら良いのかを知っていて、実行できることです。誰でも良い評定をつけてもらいたいと思っているし、テストでちょっとでも良い点数を取りたいと思っています。その一方で楽(らく)したいとも思っています。「ワークをここからここまでやってきてください。休み明けにテストをします。」と言われたら、とりあえずやって提出しても学力はつきません。理解できるまで読み、問題に挑戦して、間違えたらどうしてだろう?と疑問を持ち納得するまで考えることです。書いてあることが理解できるまでかみ砕いて読むこと、自分で考え抜くことができれば、大体のことは解決できます。また、考え抜いた分、記憶にも残りやすいです。
これは丸付けの時に一番差がつきます。自分では、正しいと思って答えを書いたのに、間違えていても気にならないのは変ですよね。解答が間違っているんじゃない?と疑ってもいいのです。

正しい学習を継続するには?

継続する方法を知って実行することです。どんなに正しい学習方法を知っていても継続できなければ、学力はつきません。知っていることと、継続できることはセットなのです。これは、お母さんのダイエットと同じです。痩せるための食事、痩せるための運動、痩せるための生活習慣、どれも知っているのに実行しなければ痩せることはできません。
①いつまでに(5月6日までに)
②何を(数学のワークを)
③どうやって(1日3ページ解くことで)
④どれぐらい(2周やる)
という具体的な計画を立てるのです。科目が多い場合は、簡単な計画表を書いて学習の流れを作ったり、始める時間を決めるとやりやすくなります。
朝9時から英単語見開き3ページ→音読10分→数学の例題5題→類題5題→マンガを10分読む(プチご褒美)などやることが決まっているとスムーズに実行できます。実は、人は一つ一つの行動を決定する時に思った以上にパワーを使っているので、あらかじめ行動を決めておくことでパワーも節約して別のことに使えます。

ご家庭での意識の差

お父さん、お母さんにご確認いただきたいのですが、
・お子さんに各科目ごとの成績を把握していますか?
・学力をつけるためにどのような工夫をされていますか?
・生活の中で勉強を一緒に楽しむ工夫をされていますか?
・テキストや本を買ったり、塾へ行かせる以外で何かしていることはありますか?
・スマホではなくパソコンを使える環境を与えていますか?
・なぜ学力をつかさせたいのですか?
客観的に眺めてみて、意識してきたこと、そうじゃなかったことを把握してみてください。
お子さんを管理するのではなく、関心を持って接することや、できるまでの過程をサポートすることでお子さん自身が自発的にやりたいことを見つけ学習していきます。

今日もお読みいただきありがとうございました。
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