学習の3分の1はHGM
ガビットでは学習時間のほぼ3分の1はHyper Genius Method(=HGM:脳力開発メソッド)をやっています。これは学校の成績や偏差値を上げるという目的ではなく、見えない学力、つまり変化する世の中に対応し必要とされる力(自立する力、探求心、自主性、社会の出来事を読み解く力など)を培う学習です。
ここ最近では、とてもありがたいことに、インターネットを通じて毎日HGMを習いたいというお問合せをいただいております。
コロナ騒ぎの影響もあり、学校のテストでは計ることのできない力をつけさせたいとお考えの親御さん、社会に出て必要とされる力を身につけたいと考える社会人の方が増えたのかもしれません。
また、小中高大と16年間学校に通っても習うことがなかった、もっと広い世界がたくさんあることや、答えがない課題に向き合うことが求められることに気がついたかもしれません。
どういう学習ですか?とたくさんお問合せをいただくので、今日はガビット生の学習の様子をご紹介いたします。
※調べる題材は子どもたちが自由に選んでいます。
YHちゃん(中2:2月末入塾)
ジュースや市販のたれなどに必ず入っている食品添加物の代表格、ぶどう糖果糖液糖について調べていました。以下、YHちゃんが書いた内容。
ブドウ糖の原料は?どうやって作られているの? 2020.7.16
ぶどう糖果糖液糖の原料はサツマイモやジャガイモ、トウモロコシ。
まず、サツマイモやジャガイモ、トウモロコシのでんぷんに水と a‐アミラーゼという酵素を加えて加熱したら、グルコアミラーゼという酵素の力でブドウ糖の液を作る(自分の知らない酵素の名前ばっかり!)
そして、そのあとそのブドウ糖の液とグルコ―スイソメラーゼという酵素を反応させると、ぶどう糖果糖液糖のでき上がり
ブドウ糖果糖液糖は、トウモロコシの遺伝子組み換え食品ということ
(遺伝子組み換え食品ってどういうことなんだろう?)ってことで調べました。
遺伝子組み換えとは?
作物などに対し、ほかの生物の細胞から油出した遺伝子を組み換え、新たな性質を持たせること。遺伝子が持つ害虫に強い性質や栄養素を上げる効果、除草剤に強い性質などを作物の新たな特性として加える
・メリット
求める特性を持たせるための時間が大幅に短縮出来ること
(除草剤をこんなにまいて大丈夫なのか)
・デメリット
人体に害をもたらすのでは…
遺伝子組み換えを行った作物が体内に入るとアレルギー反応を起こすのではないかという指摘はあるが、厚別労働省は「厳しい審査を行っているため、アレルギーを引き起こす可能性がある作物は市場に出回らないと発表している。
遺伝子組み換え作物の普及と共に世界中で反対運動が行われてきたらしい。その最大の理由は、遺伝子組み換え作物が「危険である」と、断定されたかというよりは、「安全とは言えない」ためで、安全な作物を求める人々は少しでも不安がある作物はあまり口にしたくないと思う。
(農作物と農薬の関係の図を挿入していましたが、省略)
はじめは、ぶどう糖果糖液糖を調べていましたが、遺伝子組み換えに疑問を持ち更に調べました。自ら疑問を見つけ、気になったことをすぐに調べる姿勢がGood。そして、遺伝子組み換え作物と防虫剤や除草剤はセットなんだということにも気がつきました。
HGMトレーニングの後、Yちゃんは期末テストのために理科の学習を始めました。そこで、「デンプンがアミラーゼという酵素でぶどう糖に分解される」とテキストに書いてあることに気がつきました。自分がさっき調べたことだなぁ~とつながりが見えてきます。
YYちゃん(中2:1月入塾)
YYちゃんはギターを弾くことが趣味です。以下YYちゃんが書いた内容
今日は、ギターについて調べました。
最近、ギターを弾く人が増えたのかな~と思います。
ギターは、スペイン起源の楽器であり、16世紀初期に派生したも
そして、ギターはビウエラという、スペインでリュートの代わりに
始めるなら?
まずもしも、ギターを始めるなら、「アコースティックギター」か
ギターにはコードというものがあり、コードを変えたり、「「Fm
超初心者の人は、あいみょんの「マリーゴールド」や、「さくら」
比較的同じコードを繰り返すので、とても簡単です。
一番いいのは、「コードを一度全部、弾いてみる。」ということを
最初は、「ピック」や、「カポ」といった道具も必要になっていき
ピックは、ギターを始めたときに必要なのですが、手で弾けるよう
まとめ
今、私もギターを練習しているのですが、とても難しいです。今は
いつか、弾き語りもしてみたいな~と思います(笑)。
自分が好きなことなので、楽しく伝えようとしています。始めるなら?と書いてくれたので、「どうしてギターを弾く人が増えたと感じるの?もっと具体的には?指は痛くないの?カポって何?」など質問をして更に考えさせます。また”思います”という表現が曖昧なので”です。します。”という表現にするようアドバイスします。
更に、中1理科の”音”の単元を思い出すようにアドバイスします。弦の太さや張り具合と音の関係は?カポにはどんな効果がある?どんな時に使う?弦を押さえる指の力は?薬指、小指を使う弦は?自分が使っている楽器と学習とが繋がる瞬間です。
誘導しない、教えない、質問する
月に一題共通課題がありますが、それ以外は自由です。考えるヒントは与えますが、誘導しませんし、教えることもしません。
検索方法やWordの基本的な使い方、図の添付方法、ファイルの保存方法などは教えます。
子どもたちが調べてきたことに、質問してさらに考え自分の言葉で表現するように助けます。トレーニングサイトの中に語彙を増やす道場があることや、大人も子どもも手加減なしの内容なので、読めない漢字も意味がわからない言葉も自分で調べて解決するため学習の進行と同時に語彙も自然と豊富になります。
もう凡人には戻れない、さらに詳しいHGMの秘密はこちらです。
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