最近の大学入試事情
2018年から入学定員充足率(入学定員に対する入学者数の割合)が1.1倍以内までの大学に私学助成金が交付されると厳格化されました。
これによって大学入試がものすごく厳しいものになりました。助成金をもらうために各大学が合格者数を絞り込んでいるのです。都市圏の大学は志願者数は増えているのに、合格者数が減って結果浪人生が増えています。
札幌圏でいうとセンター利用の志望者数昨年比:北星学園大38%アップ、北海学園大29%アップ、天使大16%アップ、千年科学技術大121%アップ。
これまでだったら合格したかもしれない生徒が不合格になっているのです。
大学入試指導勉強会
今日はみんな天才化機構の深川先生のお声がけで、個人塾の先生数人が集まってこの春の入試のことを報告し合いました。
この春深川先生の教室から医学部に合格された2名の生徒さんのセンター試験得点率や2次試験対策の方法、1年前の模試では何判定が出ていたのか?などいろいろお聞きしました。また、静岡の先生からは難関私立大学(慶応、明治など)に合格せれた生徒さんの戦い方をお聞きしました。
春の結果はあなどれない!
高校入試の時のように、夏に部活動が終わってから本格的に受験勉強を始めるのでは遅すぎます。大学入試は、高校入試とは比べ物にならないほど知識として覚えることが多く、思考力も格段に違うので習熟するのにそれなりの演習量が必要です。春にD判定だった生徒さんが、冬の受験までにA判定になるということは稀で、ほとんどの場合、春の結果がそのまま冬の受験直前に結果になりがちだそうです。
ですから、新高3生の皆さん!まだ春だから大丈夫なんてのんびり構えていないで、コロナで休みのこの時間を利用して目標を決めて臨みましょう。
恐るべき、私立大学の標準化
難関私立大学では、標準化という得点調整が行われています。試験科目や入試問題の難易度によって平均点にバラつきがあるので、平均点が低い科目ではプラス補正され高い科目ではマイナス補正されるというものです。ですから大学入試情報サイトなどで合格最低点が掲載されていても、それは実際の点数ではなく補正された点数の可能性があります。
また以前であれば合計点勝負で合否が決まったものが、今は標準化されてからの合計点なので、苦手科目を得意科目でカバーすることも難しくなりました。
二兎を追う者は一兎をも得ず、総合型選抜(旧AO入試)か、一般入試か?
入試は9月の総合型選抜に始まり学校推薦型選抜、1月の共通テスト、2月の一般選抜と続きます。1つでもチャレンジの機会が多い方が良いとどれも受けようとするとうまくいきません。従来のAO入試のつもりで総合型選抜を受験してもそう簡単には合格できなくなります。それは、これまでは調査書と志望理由書が合否判定の中心だったのが、総合型選抜ではそれに加え共通テストの成績や資格・検定試験の成績、大学独自の学力試験、小論文、プレゼンなどが課されるようになるからです。また、総合型選抜の対策に追われていたら、一般入試の勉強が間に合いません。
自分に合う合わないを考えて、どの入試で本命を射止めるのか考える必要があります。
また、一般入試は学校の特徴や傾向をよく把握しておく必要があるので、軽い考えで滑り止め校を決めると、本命が受かっても滑るどめは不合格ということも散見されるようになってきました。先に結果が出る滑り止め校が不合格になると心が動揺しますよね。
Hyper Genius Methodで学習を効率化
深川先生のこれまでの経験で、センター試験の結果がB判定でも厳しかったそうです。
それがこの春医学部に現役合格した2名の生徒さんは、D判定とB判定だったそうです。従来型のとにかく書いて大量に解いて覚える学習法からHyper Genius Methodの学習法に徹底的に切り替えたことで知識問題は短い時間で習熟し、最近の入試傾向にある思考力や表現力を問われる問題も問題なく解けたことにあるのでしょう。
ガビットでも、テスト前でも入試前でもHGMトレーニングを徹底的に行なっていきます。
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