合格することは目標

まずは、目標と目的の違いから。
目標の「標」という字は「しるべ」と読みます。
「しるべ」なので、大きなゴールにたどり着くための通過点であり、チェックポイントです。
道しるべと言うとわかりやすいです。
一方、目的はものごとを成しえる最終地点、ゴールです。
例えば、「医者になる」というのは目標で、
「医療を通して、人々の健康を守り命を救う」というのは目的でしょう。
ですから、○○高校に合格するとか、△△大学に合格するっていうのは、通過点であり目標です。

 

塾としての役割

志望校に合格するということは、塾の基本サービスであり、揺るぎない目標です。
ですが私は、塾の役割は「どこかの学校に合格させる」ということではなくて、
受験と言う経験を通して、自分が人生の主人公となり、その人生の勝者になることを育むことだと考えます。
合格に向けた勉強、様々さな心の葛藤、合格・不合格という結果。
これらの経験をこれからの人生に活かせるように支え、応援することです。
合格したからOK!不合格はダメ!ということではありません。

 

あえて言う、不合格した場合の関わり

もしも不合格したら、どう関わるのか?
それは、表面上の下手な励ましでもなく、慰めでもなく、反省させることでもありません。
自分の心の中を正直に見つめ、
合格というたった1つの観点や解釈でそれに執着していたら、
それが良い方向に変容するように支援します。
結果を見て、「どんな気持ちだった?」
「それについてどう思ってる?」
「これから、どうしたい?」
と本人に問いかけ考えさせるのです。
そうすることで、自分が置かれた環境で、精一杯の今を丁寧に生きて、
新しい目標を見つけていくと信じています。

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