期末テスト、めざせ!過去最高の更新!
北海道の公立高校入試は、内申点と当日点の比率が1:1です。
3年生になってからどんなに頑張っても、内申点が足りないために涙をのむことがあります。
内申点は下記の要素で決められます。
先生のえこひいきによって左右されないように、提出物、授業態度、出欠、小テスト、単元テスト、定期テストなどは、すべて数値化されており、その数字を入力するだけで評定が自動計算されるようになっています。
評定基準は、中学校ごとに1学期の保護者総会などで開示され、欠席されたご家庭にも冊子が配られます。
得点するのに、通知表がイマイチなお子さん
上記の要素で、先生の個人的なえこひいきがあるとすれば授業態度です。
「先生のお気に入りの生徒が多少うるさくしてもとがめられないのに、そうじゃない子がちょっと私語をしただけで評定を下げられた」というような話を聞くことがあります。
でも、テストでは得点しているのに思ったより評定が低い子は、私から見ると「やっぱりなぁ」と思う子ばかりです。
具体的にどういうお子さんかというと、
・忘れ物が多い。物をなくす。
・期限などのルールを守らない。
・人の話を聞かず、自分の話ばかりする。
・5分、10分平気で遅刻する。時間を守れない。
・何でも人を頼る。人のせいにする。
・夕方帰宅したら寝る。(帰宅部)
・テスト範囲やテストの日を覚えていない。
これは、お子さんのせいだけではありません。
自分でできるようになるまで何歳だろうとサポートしなくてはなりません。
小学生でもできる子もいれば、高校生でもできない子がいます。
「もう中学生だから自分でやりなさい」ではなく、周りの大人が手伝ってできるようになるまで見守るのです。
では、塾の先生と保護者様では共有している時間はどちらが長いかというと、圧倒的に保護者様です。子育ての根幹部分はどんなにお金を払っても外注できません。
”やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。”
(山本五十六語録より)
こんな風に育ってほしいなぁと思ったら、大人がまずはお手本にならなくてはいけません。
評定が高いわりに得点できないお子さん
そういうお子さんは、大人から見るととても良い子、扱いやすい子です。
素直で返事も良く、前で話しているとこちらを見ているし、話もよく聞いているように見えます。
でも最大の弱点は、人の言うことを調べもしないで鵜呑みにすることです。
塾では、学習指導だけじゃなく、学び方の話もします。誰にでも当てはまる内容もあれば、自分なりに試してカスタマイズする方がうまくいく内容もあります。でも、自分で工夫することなく闇雲に形だけマネをして、考えることはしません。
問題を解いた後の答え合わせの仕方も、ただ〇✖をつけて、✖の答えをノートにせっせと写してしまいます。とてつもなく時間をムダにしているのに、本人は勉強していると思っているのです。
泣いても笑っても子育てはたかだか18年
子育ては、永遠と続くものではありません。
だいたい18年間ぐらいでしょう。
18歳(=高校卒業)になったら、学生なら学費の援助はしてもそれ以外は自分でするようになります。そうなるように、この18年を共に大切に生きていくことに、人としての成長があり、同じやり方は2つとないことに挑戦する醍醐味があります。親も一緒に育っていく、共育です。
良い意味で親を当てにしていないお子さんはたくましく、どこか自信があります。
これは、どこの大学に行ったとか、どこに就職したとかとは、まったく別のものなのです。
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