学校カリキュラムばかりが学習ではない

毎月1回、学校の勉強とは全く関係ないことを題材にして小学生から高校生まで一緒に深掘ったり、考えたりする授業を行っています。

月初めに共通の課題を提示して、生徒それぞれがクスっと笑えるもっともらしいウソ考察を書いたり、本気で調べて自分の意見を書いたり自由に進めます。

そして月末に、そのまとめ学習をみんなでやります。

一見、学校の授業の足しにならないと判断する方もいらっしゃるでしょうけど、これこそ生きた学習だと考えます。

大人は学校の学習内容を覚えていない

さっさと宿題をやってしまいなさい!とおっしゃるお母さんは、中学校や高校で習ったことをどれぐらい覚えているでしょうか?その辺の道を歩いている大人の方は、因数分解や平方根の問題と解くことができるでしょうか?

おそらくほとんどの方は忘れていることでしょう。それは、実生活で使うことがなくなったので忘れてしまったのです。そして、今、仕事をする上で因数分解ができなくても困っていません。でもお子さんにはできるようになってほしいと思っていますよね。

さらに、覚えていないくせに大抵の大人はもっと勉強しておけばよかったなぁ~なんて思うわけです。(←私もその一人です。)

それは、一生懸命試行錯誤しながら、考えながらできるようになっていく過程に、大人になって役立つ要素がたくさんあると知っているからですよね。

学習は本来いい学校に入るためのするのではなく、より良く生きていくためにやるものです。

 

社会で起きていることに関心を持つ

今、自分たちが暮らしている社会がどんなところなのか?どんなことが起きているか?ということに関心を持つことは、学習することと同じぐらい重要です。

この度のコロナ騒動も、テレビや新聞で報道されていることは本当なのか?
本当だとしたらその根拠はなんだろう?インフルエンザと比べて、感染者や死者の数はどっちが多いのだろう?
嘘だとしたら、こんなにことを大きくして怖がらせる理由はなんだろう?
誰が得をするんだろう?と賛否両論をいろんな視点から考えてみて自分の意見を持つことが大切です。

黙りこくって誰かの後について行く生き方を選ぶのか?

自分で調べて考えて先頭に立ち、道を作って行く生き方を選ぶのか?

どっちが楽しいかと考えると、答えが出てきそうです。

 

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