休校が3か月目になり、公立高校でも録画授業を配信してくれる学校が出てきました。今日は効果的な授業の受け方をご紹介します。

リアルタイム授業と映像授業のちがい

学校で受けるリアルタイム授業は、先生が生徒の反応を見ながら臨機応変に表現を工夫したり、対話しながら進行するので、生徒はわからないところがあればすぐに質問できます。双方向のコミュニケーションが取れる分、情報量も多いです。また先生や友達から見られているというほどよい緊張感もあります。ですが、生徒全員が進行に合わせて進むので理解度に個人差が生じますし、再受講はできません。時間割も決まっています。

一方、映像学習は視聴するだけの一方通行授業です。でも、自分の必要に応じて繰り返し受講できることや、再生スピードを調整できること、受講時間、受講科目を自分で自由に決められることなどたくさんの利点があります。

 

授業の聴き方

先生は、大切なことほど繰り返し話します。何度も強調していることをその場で覚えてしまう気持ちで聴きます。そして聴くことに集中して板書は写さずに、口パクしながら3回読みます。こうすることで記憶に残りやすくなります。

 

ノートの取り方

そもそもどうしてノートを取るのでしょうか?
ノートはその場で記憶しきれないことを記録しておいて、後で見直すための外部記憶です。見直すことが前提なので、それを見たら授業の内容を思い出すことが目的です。

だからと言って、板書全部をそのまま書き写す必要はあるのでしょうか?見たままをただ書き写す行為は、脳に負荷をかけていないのでただの手の運動になってしまします。

そこで、さっきの聴き方が大切になってきます。口パク3回黙読した内容を思い出しながらノートに書いてみましょう。(これで1回目の復習が終わったと同等の効果があります。)

自分が重要だと思ったことは、はじめからオレンジペンを使って書いておくと後から赤シートで隠してセルフテストができます。

覚えるということは、思い出すことを繰り返すことです。思い出す回数が多いと脳はその情報は重要だと認識して長期記憶に残ります。

その他、記憶をたどる助けになる雑談、わからなかったこと、後から調べること、ついでにTO DOリストを書いておくと便利です。ノートに縦線を引き、書く欄を分けて使いましょう。これは、リアルタイム授業も映像授業も同じです。

 

翌日には74%忘れる!どちらの授業も自分次第

私たちは見聞きしたことを翌日には74%忘れるそうです。(エビングハウスの忘却曲線より)ショック!!!と言っていても仕方がないので、思い出すチャンス(復習)も計画のうちに入れておきましょう。

どちらの授業を受けたとしても、受講者自身が課題意識を持ち、受講し終わった時には“こういう状態にするぞ!“と目標を持たなければ結果はあまり変わりません。

実際、子どもたちを見ていると映像授業を見る見ないは関係なく、より深く考え理解した子が習熟しています。

 

まとめ

・授業は聴くことに専念し板書は口パク3回読みをする。
・板書は3回読みしたことを思い出しながら書く。
・思い出すチャンス(復習)を週間計画などに入れておく。
・今、何を学習しているか、授業後はどうなっていたいかのプチ目標を持つ。

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