公立高校入試まであと19日
今日は中3生の最後の道コンの結果が送られてきました。
1月11日に第5回目、30日が最後の第6回目。その間、約20日。
このわずかな間に、どれだけ伸ばせるかというとそう簡単ではありません。
1月後半ともなると、さすがにどの子も一生懸命勉強するようになります。
そんな中でも自分を見つめ、どうしたら1点でも伸ばせるのか考え努力するしかないのです。
あっという間に2月も半ばとなり、来週はいよいよ私立高校入試A日程、B日程が始まります。
12月末のM君
冬期講習前に転塾してきたM君は、これまでの自分のテストの結果もきちんと保存していないお子さんでした。
成績が良いお子さんは、自分の状態を少しでもよくしておきたいし、点数にもこだわりがあります。
だから中3のテスト結果さえわからなくなっていると聞いて、とても心配でした。
案の定、「どこの高校へ行きたいの?」と聞いても、「どこでもいいです」なんて言っていました。
「どこでもいいなら、なんでうちの塾に来たの?少しでもできるようになりたいからじゃないの?」ときくと
「そうっすね」とどこか他人事のような返事をしていました。
それでも学力テストABCの得点(自分でたぶんこれぐらいだったと報告してくれた点数)は第一志望校合格まで、あと15点ほどだったのでお引き受けすることにしました。
ところが…どっこい
本人もびっくりしたようですが、1月11日の道コンの結果は、M君の第一志望校の合格者平均点まで遠く及ばず。
冬期講習中、一緒に過ごしてみて、学力テストは本当にそんなに取れていたの?と疑いたくなるほどの出来栄え。
まぁ、結果を見る前から、なんとなく予想はついていました。
それでも、今度は「絶対に〇〇高校へ行きたい」と言い出しました。
そこで私も腹をくくる事にしました。
自分のことばで、絶対にこうしたいと言ってくれる子は伸びるからです。
「1日2点伸ばせば、30日で60点伸ばせる!やれる???」ときいたら
すぐに「やります!」と答えが返ってきました。
そこからやるべきテキストを絞り込んで、解いたノートを確かめて自立学習できるまで何度もやり方を伝え続けました。
職員室で噂になっている
先日、教室へ来るなり「僕のことが職員室で噂になっているらしいです。急に勉強できるようになったって」嬉しそうに報告してくれました。
今は、学校の授業も入試のための模擬テストなどが多く、その得点がぐんぐん上がっているというのです。
今日も、「この数学のテスト、1問しか間違わなかった。頭いいやつに勝った!」と言って見せてくれました。
数学、英語が壊滅的に解けなかったところから、やることを絞り込んで狙って練習させてきた成果が出てきたと感じた瞬間でした。
できるようになると勉強が楽しくなったようで、なぐり書きのように書いていた字もこころなしかキレイに書くようになりました。
もともとM君はできるようになりたかったのです。
でも今まで学習の仕方がわからず、効果が出ないので投げやりになっていたのです。
じぶんのことを動かせるの自分だけ。
未来を決められるのも自分だけ。
自分主体で先に未来を決めて行動しはじめる子は強いです。
丸付けのやり方、見直しの仕方が上手になり、「もうちょっとやっておこうっと」という気持ちも芽生えたM君と、残りの時間を精いっぱい駆け抜けます!
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