札幌でも桜が咲き始めました。
この冬の大雪で枝がずいぶん折れていたので、少し心配していましたが、
桜たちは、力強く、たくましく、花を咲かせようとしています。
4月23日は、まだこんな感じでした。
でも、たったの3日で、8分咲きになっています。
毎年今ごろ、教室前の路の桜並木満開になります。
その満開期間はほんとうに短くて、約1週間ほど。
ゴールデンウィークが終わることには、ほとんどが葉桜になってしまいます。
吉野桜を愛でる会
吉野山の奥千本の桜を再生する取組みがあると聞きました。
私は、吉野山の桜を見に行ったことはないのですが、
1300年前の聖武天皇のころから、たくさんの人の手によって、
幼木や若木が植えられて、その美しさは筆舌に尽くしがたいほどだったそうです。
それが今では、商業用に利用できる、杉やヒノキに配置植樹され、
その上、度重なる自然災害もあり、桜の木がとても減ってしまったそうです。
名山吉野山に、再び奥千本の桜の木を復活させようというのが、
22世紀吉野桜を愛でる会です。
桜の幼木を1本植えるのに、5万円ほどかかるそうです。
その上、今、植えても自分たちが生きているうちに、
奥千本の桜を見ることはできないでしょう。
それでも、未来の人たちに、その美しさを引き継ぎたいと、
活動されている方たちがいるのです。
人は、目に見えている身近な人のためなら、なにかをできますが、
未来の知らない人たちに、美しい桜を見せたいと考えるところに、
優しい心と思いやりを感じます。
みんなが、こんな風に考えることができたら、
いろいろなことがうまくいくでしょうね。
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